娘が浴槽でうんちをした話
娘が風呂の浴槽でうんちをしました
温かい湯の中でさぞ気持ちが良かったことでしょう
いずれくると思っていた本件を、現場からの速報とともに父ちゃんからのアドバイスもあわせて送りたいと思います
娘に届くことはないと思うけど・・・
事件は現場で起きている
2000年後くらいにも伝えられる名言ですね
今回の現場は、風呂。風呂の中でも浴槽でした
事故当時、風呂から数メートル先の部屋にいた私はママ(注:妻)の叫び声に気づきます
我が家のママは割と小さなことにも声を上げるタイプで、一緒に住んで数年経つと叫び声の種類で何が起きたかは大抵わかるようになってきます
ただ、今回は予測も不要でした
「あ、あ。待って待って!うんちしてる、うんちしてる。きゃー!」
だったので。
あ、ついにきたかと。しかもきっと浴槽の中だなと、すぐにわかりましたよ
我が家は湯に浸かる前に、シャワーで全身を洗ってから入る宗派なんですね
事故直前はシャワーの音がおさまり、おもちゃで遊ぶチャプチャプ音とママと娘が遊ぶ声が聞こえていたので、娘は比較的リラックスしていたのだと思います
後にママから取った証言によると、当日は食後のうんちが出ておらず娘の便意が高まっていたことがわかっています
私が現場に向かう間のママの処置は迅速でした。すでに娘とともに浴槽の外に出て、シャワーで全身を洗浄していました。このあたりはさすがの対応力
ただし、娘はギャン泣きです
ママの叫び声に反応しちゃったんですね。ママの叫び声にも様々な喜怒哀楽の要素(成分)が含まれており、子どもは実に敏感に反応します
今回は、「驚き」や「禁止」に加え単純に声量が大きかったのでびっくりしたんだと思います
この後、ママは風呂上がりから寝かしつけまでかかりっきりです。
現場に残された私は、おもちゃの代わりにうんちが浮いている浴槽をしばらく眺めながら、洗浄の段取りを想像しておりました
ちなみにどうでもよいですが、我が家のママが叫んだ過去事例を参考までに
・ベランダの物干し竿に鳩が飛んでくる ※娘のほうが落ち着いて、「ぽっぽ」と喜んでいた
・唐揚げ作成中にフライパンの油がはねる ※蓋を盾のようにして自分の前に持って油跳ねを防いでいたのは笑った。新しいスタイル
ただのビビリって説もありますね・・・
いつも通り”無力”な父ちゃん
現場で泣きのスイッチが入った娘は、その後寝るまでずっと泣きながら「ママァー!」と叫んでおりました
こうなると父ちゃんは何もできません。ただ眺めるだけです
着替えの時に、オペを支える助手のごとく後ろからおむつや服をドクターママに渡しながら、無力さを痛感するわけです
何かしようものなら火に油。娘と目があってもアウトなので、ママの背に隠れながら戦況を見守るしかありません
当時は、風呂での予期せぬ事件勃発によるびっくり泣きに加えて、眠さからくる機嫌の悪さ・情緒不安定さも加わり、どうにもならない感がすごかったですね
ゲームをやる方はなんとなく想像つくと思うのですが、体力が減ってくると最後にステータスが強化されたりすごい攻撃してくるボスっているじゃないですか
泣きスイッチが入ったときの娘はまさにそんな感じです
「ママァー!」という詠唱とともに全てを受け付けなくなるバリアが張られます
ボス戦に臨んだメンバーに「ママ」という、バリアを中和できる属性を持ったキャラがいなければ、即詰むわけです。一緒のク○ゲー。うんちの話だけに・・・
ゲームをしない世のお母さん方からするとなんの話だって感じですが、まぁこの後、父ちゃんは無力さを実感しながら現場の後処理をしました
うんちをもらすということ
まだ2歳にもなっていない娘からすると”漏らす”って概念がないと思います
なんせ常におむつに守られて、すきな場所で好きな時に好きなようにうんちできるので
今回も娘からするといつも通りうんちをしただけなのになんでそんなに騒がれているの?って感じだったのだと思います
これから徐々に、「うんちをしたくなる」・「うんちをする旨申告する」・「うんちをする場所がある」・「うんちの仕方」・「うんちをした後の処理」などを体系的に学んでいくと思うんですね
うちの娘は最近になって「うんちした」と事後報告ができるようになりました
偉い!
おならをする大人も大抵事後申告です
なので、最早大人と対等の成長っぷりです。すごい
今回を機に、うんちをするタイミングと場所について学んでもらえると良いなとおもった父ちゃんでした
父ちゃんから娘へ伝えたい想い
娘へ
今日、君は浴槽の中でうんちをした
本来うんちをする場所ではないためにちょっとした騒ぎになったが、気にしなくていい。知らなかっただけなんだから
これから君は、「うんちをする」という行為が、場所と時を選ぶことを学ぶことになる
それは新しい知識を得ることでもあるが、同時にプレッシャーを感じることにもなる
なんせ、君は今好きな場所で好きな時にうんちができる。ノンプレッシャーだ
しかし人間はプレッシャー下でのうんちを非常に苦手としている
これからの人生を有意義に過ごすためにも、是非学んでもらいたいと思う
今回、不本意ながら”うんちを漏らす”という経験をしたわけだが気にすることはない
君はまだ若い
父ちゃんは大人になってから、3回漏らしたことがあるからね、うんち