無力父ちゃんが娘と一緒に成長する話

会社員父ちゃんによる日々の無力さを綴る。育児とその修行がメイン、たまに仕事・趣味・不動産に関する情報。ごく稀に全く役に立たない駄文を製造

人生の半分以上を金魚と過ごしたベテラン素人が語る金魚の飼い方 〜初心者こそ覚悟を持って〜

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金魚飼っていますか?
癒されていますか?
名前つけていますか?
 
梅雨明けまで時間がありそうですが、そのあとはすぐに暑い夏がやってきます
日本の夏なら一度は目にするもの・・・そう、金魚です!
 
縁日の金魚すくいは定番で、最近では金魚の展示(アートアクアリウム)も行われておりより金魚ちゃんを目にすることが増えてきていますね!
 
一度は「飼ってみようかな?」と思った方も多い金魚、実は飼育のハードルはまぁまぁ高いです
ですが、金魚のいる暮らしが心の安定を与えてくれることも事実!
子どもの頃から、一人暮らしを経て結婚生活に至るまで常に金魚ちゃんを飼ってきた父ちゃんが、飼育に向けた心構えや必要な道具を紹介します!

金魚飼育のポイント(要約)

長い文章になってしまったのでざっとポイントをまとめます

✅飼う前に、金魚と向き合う覚悟を決め家族の承認も得る

✅手軽には始めない。道具も一式揃えた方が結果として楽

✅初期費用は8,000円程度。月額ランニングは500円

✅1〜2ヶ月に1回は飼育環境のお手入れをする

✅金魚を見て癒されること。1日10分は水槽の前でボーッとすること。名前をつけること

金魚の飼い方

飼う前に!金魚を愛でるものの心構え
いきなりハードルを上げて恐縮ですが、金魚を飼うのはまぁまぁ手間がかかります。とりあえず何かしらの容器に水と金魚をいれて餌だけあげればよいというわけでは決してないのです
・購入時に必要な水槽設置などの初期設定
・日々発生する、えさやり・掃除・水がえなどの保守運用作業
 
世の中では「金魚鉢で手軽に」的なイメージがあるかもしれませんが、金魚鉢での飼育は手間が半端ない上に、金魚にとって良い環境ではないため、お互いに不幸になります
 
ですので、そういった負荷に耐え続けることができるそれなりの覚悟は必要になると思います
 
また、ひと夏の思い出、的に飼うのもお薦めしないです。金魚もれっきとした一つの命であり軽いものではなく、仮に軽く考えていたりしても金魚が死ねば悲しくなります
 
事前に家族の承認を
また一緒に住む家族がいる場合には念のため同意を得ておいたほうが良いかと思います。犬や猫などに比べれば、手間や費用もかなり少ないと思われるため、事後承認も可能だとは思いますが念のため
これを読んでいるのが子どもだとしたら、必ず親に確認しましょう。基本的には父親を味方につけて母親に交渉するほうが良いかと思います
水槽設置で力持ちの協力が必須なためです
また、家族の同意を得るときには、後述する「必要な道具とその費用」・「具体的な日々のメンテナンス内容と対応方針」を覚え、論理的に説明し納得してもらうことが良いかと思います
 
なお、私の場合は一人暮らしの時から金魚を飼っており、そのことを妻も知っていたため、結婚して引っ越しした後も特に問題なく飼育できています
独身当時の部屋で金魚を見たときは「変な奴だな」と思われたに違いないですが・・・(笑
 
 

金魚飼育に必要な物

金魚含め魚を飼ったことがない方はイメージしづらいですが、魚の飼育には水槽以外にもほぼ必須となる物がいくつかあります
もし家の近くに、観賞魚専門店やホームセンターがあれば一度覗いてみてください
魚が入っている水槽に色々な装置が設置されているはずで、ほぼ同じものが家庭飼育でも必要となります
 
飼育場所の選定、確保
まず水槽を設置する場所の確保が必要です。専用の水槽台を購入し設置するのがベストですが、難しい場合は床に直置きになります
なお、専用ではない台に設置すると重さで耐えられない可能性があり、最悪破損することになりますので要注意です
 
手軽に始めるとすると、水槽の大きさが30センチか45センチのものになると思いますが、それらの水も含めた重さは以下の通りで結構重いです
30センチ水槽 →30~40キログラム程度
45センチ水槽 →50~60キログラム程度
 
私は一度、玄関の靴棚の上に設置しましたがすぐに天板が歪んだので止めました。専門の台を設置することを強く推奨します
水槽台の設置がどうしても難しい場合には、水槽を置こうとしている机や棚の耐荷重を調べてからのほうが良いでしょう
 
台または水槽を設置する場所は電源近くが良いです
濾過器・エアーポンプ・LEDライトなど、少なくとも2~3のタップを占有することになりますので、予め念頭にいれて場所を探してください
 
また、水槽の掃除や水の入れ替えで水をジャブジャブ運ぶことになりますのでなるべく水場の近くが良いかと思います
 
水槽を手に入れよう
設置場所が決まったら、金魚を泳がせる水槽を手に入れましょう
金魚鉢や特殊な形状の水槽は、インスタ映えするなどつい目を引きますがここは無難に、一般的な直方体の水槽が良いでしょう。手に入りやすさや価格のお手頃感、メンテンナンスのしやすさで群を抜いています
 
水槽の大きさは、「設置場所」と「飼いたい金魚の数」に影響を受けます
ある程度の場所を確保でき、1~3匹で買うなら30センチまたは45センチの水槽が良いと思います。ある程度水量を確保することで水の汚れへの影響をおさえることができます
 
私は45センチの水槽に金魚ちゃん2匹です
 
水槽が決まったら水槽内に設置する砂利や置物を選びましょう
必ずしも設置する必要はないため、好みに応じて設置するしないを決めて良いかと思います
 
水草を入れる場合や、置物を置く場合には砂利を敷いたほうが良いでしょう
私は、「見た目(自然の中っぽい)」・「置物からガラス底を守るため」といった観点で軽く砂利を敷いています
 
置物はそれこそ好みやセンスになってくるかと思います
私はセンスも無いので、和風の置物をいくつかおいて雰囲気を出す程度にしていますが、世の中にはセンスあふれる水槽を作っている方もいるので参考にしてみると面白いかもしれません
 
メンテナンス関連
ここからはメンテナンス関連となります
金魚を飼う水槽に必要となる主な作業は以下です
 

水質を維持する(水を綺麗にする)

金魚を飼う際に、水質の維持は非常に重要な要素となります
水質悪化は臭いや見た目の悪さといった人への影響もさることながら、金魚への影響も大です。病気の原因にもなりますし、最悪死につながります
 
私は金魚のえさやりより、水質のほうが気になって毎日水槽をチェックしていますがそれくらい水質維持は重要です!
 
よって、濾過器で常時水を綺麗にしながら、定期的に水を入れ替え水質を維持することになります ※水槽の水を綺麗にすることを濾過(ろか)、濾過するために使う機器を濾過器(ろかき)と言います
 
濾過器の種類は多く、迷うことになりますが、お薦めは「上部式フィルター」と呼ばれる、水槽上部にとりつける濾過器です
「濾過能力」・「メンテンナンスのしやすさ」・「お手頃な価格」といった点がお薦めの理由となります
 
水質維持が重要なため、必然的に濾過器にも強い濾過能力が求められます。加えて、金魚はメダカや小型の熱帯魚に加えて、排せつ物が多く水を汚しやすい魚ですので、多少他の要素には目をつぶってでも濾過能力を優先して濾過器を選んだほうが結果的に飼った後が楽になります
 
私はより簡易的な、「外掛け式」や「投げ込み式」を使ったこともありますが、濾過能力が上部式に劣るため、結果としてメンテンナンスの間隔が短くなり手間が増えました。
ですので、金魚飼育が初めての方も上部式から始めるのが良いと思います
 

呼吸に必要な空気を送り込む

殆どの人が理解していると思いますが、金魚はえら呼吸で水を通して酸素の取り込み・二酸化炭素の排出を行っています
 
そのため水槽へ空気(酸素)を送ってあげる必要がでてきます
空気を送り込むにはエアーポンプと呼ばれる装置を使うことが一般的で楽です
また、上記で紹介した上部式フィルターを使うと濾過ついでに空気も送り込まれるため、エアーポンプは不要のようです
 
私の水槽は、念のためエアーポンプも併用しています
 
濾過器無し・エアーポンプ無しは酸欠の恐れが高まりますので、どちらかは使い空気を送り込でやると良いでしょう
 

装置や水槽の掃除

濾過器が日々がんばって水質を維持してくれていますが、定期的なお掃除は必要です
水槽の掃除(内側についたコケの除去)
濾過器のメンテナンス(濾過フィルターの交換や掃除)
水の入れ替え(一度に、3分の1から2分の1くらいの量。全部は替えない)
 
この作業が割と負荷がかかりますが私は大体1~2ヶ月に1回くらいの頻度でやっています
一度の作業は30分くらいです。休日の朝にパパっとやってしまう感じです
 
手間はかかりますが、ルーチン化することや綺麗になった水槽を見た時の達成感もあり早めに慣れてしまうと良いでしょう
 

餌(えさ)

とにかく多くの餌が売られており悩みます。逆に言うと金魚飼育で楽しいポイントでもあります
浮く・沈む、粒・フレーク、人工・生体、乾燥・冷凍、など豊富豊富
ご自身の好みや実際に与えた時の金魚の好みなどで選んで良いかと思います
 
私は、安価でメジャーな餌と食いつきの良い(金魚が好きと思われる)乾燥赤虫の二つを用意しています
 

金魚飼育にかかる費用(初期・ランニング)

最後は気になるお値段の話
金魚飼育では、水槽を中心とした機材購入で発生する初期費用と飼い始めた後に日々発生するランニング費用の二つが発生します
 
初期費用
飼育を始める際に発生する初期の費用で、水槽・水槽台・フィルターの最低必要なものを用意したとして、初期費用は8,000円くらいです
 
まず、水槽から
水槽・濾過器などがセットになったものが手頃かつ楽なのでおすすめです
私も新居に引っ越した際は大きいサイズの水槽にしたため、セットものを購入しました
45センチの水槽だとセットで4,000円前後のようです

 あとは水槽台ですね。45センチ水槽が設置できる水槽台は3,000円前後

 

 
念のため、その他初期購入品の参考価格です。必須ではないものです
上部フィルター 2,000〜3,000円 ※個別に購入した場合
砂利 500〜1,000円
エアーポンプ 1,000〜2,000円 
水槽内設置物 500〜1,000円 ※土管とか木の模造品とかです。物によって価格幅あり
LEDライト 2,000〜3,000円 ※水槽上部から水槽を照らすライト。あると夜も綺麗
 
 
ランニング費用
1ヶ月に1回掃除すると仮定し、私が買っているものと近い価格帯で試算すると、1ヶ月あたり合計で500円程度ですね
個別にみてみましょう
 
餌は種類が多い上に価幅も広いですが、数百円もあれば十分です
下記のもので1ヶ月以上は持つと思います。仮に1ヶ月だとすると1日の餌代は10円程度ですね。多分1ヶ月以上持つと思います
 
餌に関し重要なのは与えすぎないことです!1日1回で十分です
餌の与え過ぎは、食べ残しの餌と金魚の排泄物増加により水質へのダメージが大きいです
 
フィルターなど消耗品の費用
フィルターもある程度ピンキリではありますが、1回の交換で100円程度と思われます
※高性能なお高いフィルターでも1回あたり500円くらいかと思います
カルキ抜き
水を入れ替えるときに水道水の毒素を中和してくれる薬剤
1本数百円程度で購入でき、1回あたりの費用は10円程度です
電気代
上部フィルターの電気代が1日3円程度のようです
よって月額90円
 
これらを合計すると、月間で約500円程度となりました
どうでしょうか?
餌や消耗品を良いものにする、エアーポンプやLEDライトを付けて電気代が増えても月間で1,000円くらいだと思いますし、そこまで高くはない気はしますね
 
なお、飼育用品は基本的にホームセンターで買うようにしています
お店では飼育用品だけでなく金魚も観れるため結構楽しいです
1時間なんてすぐですよ
 
近場にホームセンターや観賞魚専門店が無い場合は、通販ですね
Amazon楽天で大部分は揃うと思われます
また、餌やちょっとした掃除用具などは100円ショップでも販売されていることを確認しております
 

金魚飼育で得られること

文も長くなり、飼育には覚悟が必要ともお伝えしたため、金魚飼育から心が離れてしまった方もいるのではないでしょうか?
 
それなりにハードルはありますが、金魚飼育は心を豊かにするとても良い効果があります ※当社調べ。科学的根拠無し
 
心が乱れたときに水槽の前で金魚を眺めていればなんとなく心が落ち着いてきます
濾過器やエアーポンプのリズミカルな音も環境音として響きます
 
人に懐くところもあり、餌をやるときに寄ってくる姿など愛嬌があります
 
一人じゃないって思えるんですよね。当然、名前も付けますし
 
子どもも興味津々で、きっと情操教育にも何かしらの効果があると思います
※繰り返しますが、当社調べで科学的根拠はありません
 
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結構お得だと思いますよ
 
 
長くなりましたが、金魚飼育は覚悟を決め飼育に必要な最低限の知識があればそこまで難しくありません
 
ぜひ金魚ちゃんライフを楽しんでみてください!

 

 
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